第32回全外教研究集会・奈良大会の開催要項をアップしました

8月17日(水)~19日(金)に奈良市で開催される全外教研究集会・奈良大会の開催要項をアップしました。

こちらからダウンロードしてください。

なお、今回のフィールドワークは定員が25人とたいへん少なくなっています。定員に達し次第申し込みは締め切りますので、申し込みはお早めにお願いします。

また、当日は全国中学校陸上競技大会が開催される関係上、宿泊はできるだけお早くお願いします。

会場には駐車場はありません。公共交通機関でおいでいただくよう、お願いします。

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第23回全外教セミナー・徳島集会が終わりました

第23回全外教セミナー・徳島集会が盛況のうちに終わりました。

当日は、事務局長の基調提起の後、全国在日外国人生徒交流会の卒業生たちや在日コリアンの保護者、生徒交流会の世話人をしている高校教員によるパネルディスカッションがおこなわれました。

途中でおこなわれた「プチ交流会」では、いつもの交流会さながらに「名前のこと」「言葉のこと」について、それぞれの経験や意見が活発に交流されました。

会場からも「とても有意義なセミナーだった」という感想が多数聞かれました。

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メールマガジン第199号を発行しました

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今号の巻頭言より

必要な情報を理解できる言葉で伝える努力を

先日、私の勤務校の生徒が交通事故に遭い、亡くなりました。生徒のご両親は外国出身で、ご両親が病院に到達した後も警察は「不要な誤解を避けるため」として、通訳の方がいらっしゃるまでは詳しい状況説明を控えました。その間、ご家族の怒りと悲しみはさらに募ったと聞いています。先月11日以来、私たちの心は急流に流される木の葉のように、激しく動揺しています。そのなかで少しでも多くの正確な情報を得ようと努め、徐々に平静さを取り戻しつつあります。日本語が分かる人は、これができます。
二年ほど前、中部電力浜岡原発への見学ツアーに参加しました。専門家と言われる人たちから「原子炉はどんな地震でも絶対に揺れない安定地層の上に建設されているから完璧に安全です」と何度も説明されました。私は挙手し、「放射能漏れなどの緊急時、日本語が不十分な外国籍住民に対してどのように必要な情報を提供する計画なのか」と尋ねましたが、全く考えていないという返事を受けました。
相手が警察にせよ原発にせよ、無為無策を非難するのは簡単なことです。しかし私は、むしろ自己を省みることが大切だと考えます。必要な情報をできるだけ速やかに提供し、不安を取り除くことは、社会の様々な場面でそれぞれの立場の人が為すべきはずです。もちろん、外国につながる児童・生徒が在籍する教育現場でも。

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メールマガジン第198号を発行しました

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今号の巻頭言より

本当に必要なものは

昨年末、長野県の中学生たちがNIE(新聞を素材に進める学習)の実践として、『沖縄新聞』を作成しました。沖縄に住む人たちと他県民との間には、米軍基地に関して「温度差」が大きい、と知り、自分たちに何かできることはないか話しあい、新聞をつくろうと決めたということです。沖縄の中学生たちとのやりとりを通して、長野の生徒たちは遠く離れた地の人々の心を知り、沖縄と長野との深いつながりに気づきました。
新聞は12ページにおよび、基地だけでなく多岐にわたり沖縄の真実を追求しています。大人たちの関わりもあっただろうけども、たくさんの生徒たちがそれぞれ分担して記事を書いた様子が想像できます。社説ならぬ級説では、中東有事の際には軍用機がカラになる米軍基地が「抑止力」となるはずがない、と明確に判断しています。
外国人教育に携わる人たちは、外国につながる生徒たち本人にばかり目を向けがちですが、教育制度や受け入れ体制を代えればすべて解決する訳はありません。かれらを取り巻く、圧倒的多数を占める日本人生徒たちが外国人生徒に向けるまなざしが変わらなければ、真の「共生」はあり得ないはずです。
※『沖縄新聞』は、沖縄県の地方紙『沖縄タイムス』サイトで読めます。

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