全朝教京都編『在日のいま-京都発-PARTII』

どちらかというと、解説的な要素が強かった前書『在日のいま-京都発-』にたいして、本書『在日のいま-京都発-PARTII』は、作文をとおして、自分自身で考えることを前提としている。そういう意味で、前書が、入門編であるとすれば、本書は、中級編であるといえよう。
編集後記に「『在日のいま』には、女性の視点がないんとちがう?」という言葉に触発されて、本書を編集したとあるが、その言葉のとおりに、作文はすべて女性によるものである。
「はじめに」は、全朝教京都大会の全体会で、高校生アピールをした金晶美が、自分の高校でおこなったアピールである。そして、青年・学生・オモニ・ハルモニの作文が続く。なかでも、それぞれの持ち場のなかでがんばっておられる、オモニたちの作文には、大いに教えられることがある。ぜひ一読していただきたい。
第5部「国際結婚を考える」では、四コママンガも交えながら、意外と知られていない、国際結婚の実態について、述べられている。さらに、第6部・第7部では、料理・音楽・遊びなどが、教室やクラブでできることとして、提案されている。『在日のいま』では飽きたらない人に、ぜひ一読いただきたい書である。

A5判 160ページ
頒価 1000円

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全朝教京都編『在日のいま -京都発-』

本書は、全朝教京都によって編集された、在日朝鮮人問題についての入門書である。とっつきやすくわかりやすいということと、京都にこだわってみようということを編集の軸におき、全編を通じて、この意図が貫かれている。
第1部「在日のいま」では、マンガや生徒の作文を交えながら、在日朝鮮人が成長する過程で体験するさまざまな出来事を解説している。ここに収録されている作文は、すべて京都の児童・生徒たちの作文である。
第2部「京都の学校や地域ではいま」では、京都での小中高校のとりくみや、夜間中学・オモニ学校でのとりくみが、紹介されている。
第3部「京都の中の朝鮮文化とたたかいの歴史」では、京都をかたちづくった渡来人のことや、強制連行のこと、そして、現在のこととして、在日朝鮮人の集住地である、東九条やウトロのことについて、ふれられている。
第4部「在日の人々の生活」では、簡単に生活を紹介するほか、東九条マダンについてもふれられている。
本書は、京都における状況を、幅広く紹介しているが、同時にそれは、日本の状況でもある。その意味で、本書は、在日朝鮮人問題や教育に関心をもった人が、最初に出会う本として、最適の本といえよう。

A5判 150ページ
頒価 1000円

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『京都版全朝教通信合本第21号~第40号』

全朝教京都主催「在日韓国・朝鮮人教育セミナー」での報告・講演などを中心に編集されている『京都版全朝教通信』の合本第2号。

第21号 中村 香さん「かやの地球村~飛び出そう!世界へ」
第22号 具 明 徳さん「『国家資格を取れば、日本人と同等だ』といわれて」
李  昇さん「公務員の国籍条項について考える」
徐 正 吉さん「5年間、市バスの運転手をしてきて」
第23号 郭愛里さん、鄭美紗代さん、李朝美さん、張吉秀さん、崔玉連さん「在日の高校生・OG・OBはいま」
第24号 徐 正 禹さん「在日コリアンと就職差別の歴史、現状および展望」
第25号 尹 恵 子さん「オモニが学校に期待すること-妥協の道は歩みたくない-」
李 弘 子さん「オモニが学校に期待すること-娘が自分と同じ経験をするなんて-」
姜 幸 子さん「オモニが学校に期待すること-まわりが理解してくれないと-」
李 弘 子さん「オモニが学校に期待すること-先生たちの力で、子どもたちに伝えていってほしい-」
第26号 田中 聡さん「共に生きる-在日と暮らして」
第27号 崔 玉 連さん「自分が在日韓国人であるということが好きになって」
新井豊子(朴豊子)さん「通名が嘘の名前とは思いたくない」
第28号 金 明 秀さん「在日の若者たちの意識」
第29号 康 玲 子さん「学校は『出会い』の可能性にあふれている」
第30号 鄭 育 子さん「自分自身と向きあうこと」
徐 舜 鶴さん「自分の今おかれている位置を把握し、発言していく」
徐 幸 子さん「新潟から京都に出てきて」
第31号 室 宏子さん「韓国学習旅行にとりくんで」
仲尾 宏さん「韓国研修旅行にとりくんで」
第32号 齋藤滋之さん「新渡日の生徒とのかかわりを通して」
若松栄一さん、土岐文行さん「仲間とともに自分自身を高めあうとりくみを目指して」
庭野節子さん「1998年度就職差別事件とりくみ報告」
第33号 大野利和さん「本名通学するA君との出会い」
山下和美さん「ともに生きるために」
日高正宏さん「『KOREA文化研究会』の存在意味」
第34号 安田直人さん「全朝教(全外教)への提言」
第35号 チョ澤晨さん「在日の保護者の思い」
金 禮 秀さん「在日の保護者の思い」
第36号 光井裕子さん「チョゴリが輝く時」
土岐文行さん、安藤るりこさん「仲間とともに自分自身を高めあうとりくみを目指して」
倉石一郎さん「パラムの会で感じていること-語りの新たなコンテクストの創出に向けて-」
第37号 朴 一さん「在日『外国人』教育の現状と今日的課題」
安田直人さん「パラムの会から」
田村太郎さん「多文化共生センターのとりくみ」
第38号 田中 宏さん「在日外国人はいま」
第39号 康 玲 子さん「保護者の立場から」
張 吉 秀さん「国籍」
朴 豊 子さん「名前にまつわるエトセトラ」
第40号 仲尾 宏さん「朝鮮通信使と私 -21世紀記念特別展の見どころ-」
桝井 久さん「『新渡日』生徒の現状について」

B5判 270ページ
頒価 2000円

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『京都版全朝教通信合本創刊号~第20号』

全朝教京都主催でおこなわれている「在日韓国・朝鮮人教育セミナー」での報告・講演などを中心に編集されている。

創刊号 光井裕子さん「Aと出会って」
第2号 稲富 進さん「在日朝鮮人教育の現状と課題」
第3号 蒔田直子さん「子どもを通して見えてきたこと」
第4号 李 美 葉さん「メアリ会の活動」
河 智 賀さん「セクトンチョゴリを知って」
第5号 鄭 明 愛さん「本名宣言をして世界が変わった、広くなった」
陳 太 一さん「自分のアイデンティティを求めて」
第6号 全朝教京都大会特集号
第7号 全朝教京都大会報告号
金 晶 美さん「私達の間に出会いを下さい」
第8号 金 千 代さん「人の心はかる物差しもって歩いたら」
第9号 中島智子さん「多文化教育と在日名韓国・朝鮮人教育」
第10号 赤峰美鈴さん「音楽からの朝鮮との出会い」
第11号 徐 正 吉さん、鈴木マサホさん「在日韓国・朝鮮人-公務員はいま-」
第12号 仲尾 宏さん「民族差別と日本人-単一民族国家論を撃つ-」
第13号 池 榮 二さん「在日の青年はいま」
金 東 鶴さん「在日の青年はいま」
第14号 土佐雅一さん「京都市の外国人教育はいま-小学校教員の立場から-」
松川洋祐さん「京都市の外国人教育はいま-中学校教員の立場から-」
李 美 葉さん「京都市の外国人教育はいま-保護者の立場から-」
徐 得 子さん「京都市の外国人教育はいま-保護者の立場から-」
藤岡秀正さん「外国人教育方針の作成にかかわって」
第15号 康 玲 子さん「在日外国人教育をして、初めて普通の教育になる」
小栗栖直樹さん「外国人教育は教育の本質そのもの」
大菅 新さん「誰かがどこかに風穴あけな、風は通らへん」
第16号 仲尾 宏さん「40年前のこと」
趙 月 光さん「真剣に子育てをしていく中で」
頴川裕史さん「一人一人の子を大切にしようと思ったら」
第17号 金 梨 花さん「人間はおなかいっぱいだけでは幸せではない」
第18号 中島智子さん「多文化社会オーストラリアの教育」
第19号 チョ理沙さん「ダブルとして生きる」
安田直人さん「パラムの会を結成して」
第20号 朴 哲さん「いいものをみんなでわかちあえれば」
内田ケビンさん「民族・国家・アイデンティティ」
安田直人さん「日本籍朝鮮人とダブルの課題-京都・「パラムの会」のとりくみ-」

B5判 270ページ
頒価 2000円

『京都版全朝教通信合本創刊号~第20号』 はコメントを受け付けていません。