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今号の巻頭言より

訃報

全国在日外国人教育研究所所長の吉川弘さんが、2012年11月6日午後6時32分、逝去されました。吉川さんは、奈良県のみならず全国的に解放教育・人権教育や在日外国人教育、部落解放運動をはじめとする反差別運動、夜間中学教育にご尽力され、多くの方々と繋がりをもたれ、またさまざまな人々に影響を与えてこられました。
吉川さんの生き様は、まさに反差別の生き様であり、最後の最後まで諦めない姿勢を貫いておられました。その姿は、水平社博物館前で行なわれた差別街宣(2011年1月22日)に対する裁判闘争でも発揮されていました。
「差別・排外主義を許さず、反差別の連帯で闘おう」と先頭を切って闘い、裁判闘争で勝利を勝ち取ってからもなお、「差別を規制する法整備」が必要であると訴えておられました。故人のこれまでの功績に敬意を表し、また全国在日外国人教育研究協議会及び全国在日外国人教育研究所へのご奮闘に深く感謝し、心からご冥福をお祈りいたします。

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ウトロ守る会からのカンパ要請

ウトロ守る会から、以下のようなカンパ要請が来ました。

ウトロは1993年に開催された全朝教大会の全国交流会を引き受けていただいたところでもあります。ご協力お願いいたします。

8月14日早朝、京都府宇治市を中心とした豪雨被害は市内だけで死者1名、行方不明1名、家屋の全壊12、半壊12、床上浸水500、床下浸水1400。そのうち在日朝鮮人集落・ウトロ地区では、人的な被害はなかったものの約60世帯中、床上浸水10、床下40でした。

3年前にも床上浸水の被害を受けたハルモニは、隣町の娘さんに引き取られました。3年前にみなさんのカンパで畳をプレゼントしましたが、家の前には大きな家財道具の机や電気製品などが大型ごみとして積まれていました。ウトロに再び帰って来れるかわかりません。

飯場の向い側のバラックに住むハルモニは、この日ウトロにあるデイサービス・エルファに通い、長椅子で寝ていました。介護士さんによると、足と腰を痛めて椅子に座るのも30分が限度、家事ヘルパーを使い、デイサービスを利用していますが、災害のショックもあって体力の低下は否めません。家の中は床上浸水で、ベットだけが水の上にある状態。従来は床に寝ていたのがベッドを利用するようになって助かった。地域の血縁でここまで来ましたが、このままの状態の継続は限界、なんとか施設の利用ができないか(例えばロング・ショートステイの利用など)と、ケアマネさんに相談します。

4人暮らしのあるお家では、お子さんが勉強中でした。大型家具のほとんどは処分され、家の中はガラーンとして、板間に新聞紙が引かれ、使える部屋は4つのうち2つだけ。炊事にも不自由されているようでした。ここでは住めないから、当座住める所を探しているが、公団住宅などは家賃や敷金が高く、とても経済的に無理。どうしたものかと思案に暮れていました。

あるハルモニは、外で洗濯ものを干していました。「水の高さは膝を超えて腰の位置まであり、逃げるのに苦労した。水害はいつものことだが今回は地獄だ。箪笥に古い着物があったが、床上浸水で全部ダメになった。ああ、これで全部捨てる踏ん切りがついたわ」と話されていました。

ウトロ地域の中は泥が出され、一見元に戻った状態ですが、災害3日目の人々はこのような状況です。もともと土地が周囲より低く、水害の常襲地域ですが、ここまでひどいのは初めて。個々の被害に応じて、住民の生活の維持を具体的に考えることが問われていると思います。

もし、ウトロに仮設住宅があったら、あるいはデイサービス・エルファが小規模多機能(訪問やショートステイ可能)をあわせもっていたら、少しは違うと思うのですが・・・。ともかく、できることを優先して考え、将来のまちづくりに活かしていきましょう。

ウトロを放置してきた行政の歴史的・社会的責任は厳しく問われなければなりません。と同時に、いま進めている住環境整備事業の実施によって、安心して住める新しい町に一日も早く生まれかわることが何より必要です。

ウトロを守る会は、床上被災者の生活支援のためのカンパを集めます。振り込みは、守る会の郵便振替口座「01030-9-60413 ウトロを守る会」です。金額はいくらでも結構ですが、例えば1000円、3000円、5000円、10000円をお送りください。
よろしくお願いします。

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速報!

メールマガジン第204号で紹介した判決を受け、水平社博物館前差別街宣のYouTube動画が本日(20日午前)に削除されました。ネット上にはコピーもあるかと思いますが、元の動画を削除することが肝要ですので、一歩前進です。

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「新たな在留管理制度」と外国人児童生徒の教育保障

7月9日、「新たな在留管理制度」ともいうべき改定入管法・改定入管特例法・改定住基法が施行されました。
全国各地で機器のトラブルが発生したようですが、本当の混乱はこれから続出、いやすでに多発していると思われます。
子どもたちの教育保障にもかかわる問題も多々心配されています。
非正規滞在の子どもたちの就学通知をはじめ、「在留カード」を常時携帯させられる中長期在留の16歳以上の子どもたちの物心の負担や、簡体字から日本正字に改名を強いる問題、みなし再入国にまつわる誤解など、ざまさまな心配が指摘されています。
教員向けの資料としてこちらに文章にまとめました
8月の全外教研究集会でも報告が予定されていますので、各地の状況や取り組みの情報交換ができればと考えています。

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奈良地裁、差別街宣は明白だとして在特会川東大了に150万円支払い命令

在特会副会長を務めていた川東大了は、水平社博物館の特別展示「コリアと日本-韓国併合から100年」で、「日本軍『慰安婦』は強制であった」との記述に憤慨し、2011年1月22日に、博物館前の路上で「エッタ博物館、非人博物館」「いいかげん出てこい、エッタども、エッタ、非人」などの差別街宣をハンドマイクでくり返しおこないました。さらにその一部始終を動画に収めインターネットに掲載しました。水平社博物館は、同年9月、川東大了に対する名誉毀損による損害賠償請求訴訟を起こしました。
この訴訟を契機に「差別街宣を許さない奈良の会」が結成され、毎回多数の支援者が、口頭弁論がある度に、裁判を傍聴し、その後集会を開いてきました。
これまでに4回ありましたが、6月25日に判決が言い渡されました。早期の決着でした。判決や総括集会には、京都、兵庫、大阪からも来ていただきました。この日も奈良地裁の101法廷は70ある傍聴席がうまり、ロビーも支援者であふれました。
牧賢二裁判長は川東の行為を「公知の差別」と断罪し、「その時期、場所及び方法等が原告に対する名誉棄損の程度を著しくしている」として、慰謝料150万円の支払いを命じました。
総括集会では、弁護士の内橋裕和さんや古川雅朗さんから、判決について説明があった後、原告の川口正志代表理事から「5回の裁判とも多数の傍聴があり、その数の力で川東を圧倒できた」とお礼の言葉がありました。また、各地の参加者からお話をしていただきましたが、京都からの参加者で、在特会による京都朝鮮初級学校嫌がらせ訴訟を支援されている方からは「奈良の判決は京都の裁判にも影響する。一層頑張りたい」とのアピールもありました。
川東は「控訴しないと思う」とマスコミに話したそうですが、判決により、インターネット上に掲載されたままになっている動画を一刻も早く、末梢させることや、これまで全国各地に出没している在特会による差別街宣に対して、訴訟も含めた抗議活動を展開するための道筋が一層明確になったと思います。

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